マイクロバブルシャワーヘッドとは、直径1ミクロン以下の極小の気泡を発生させる、特殊なシャワーヘッドを指すのが一般的です。通常のシャワーヘッドが吐き出す水滴の直径は50ミクロン程度。しかしマイクロバブルシャワーヘッドは、その100分の1程度の極小の気泡を発生させることで、幾つもの優れたメリットをもたらすとされます。まずは何といっても、肌や髪へのやさしさでしょう。
マイクロバブルシャワーヘッドはその微細な水の粒子によって、肌表面に水分を保持する作用が働くと言われています。その結果、乾燥肌の改善、あるいは肌の保湿効果を高める効果が期待できます。そしてリラクゼーション効果についても、忘れてはならないメリットです。マイクロバブルによる水の微粒子によって、肌に触れると血行を促進し、それが疲労回復やストレス解消につながるとされます。
その一方で、マイクロバブルシャワーヘッドにも幾つかのデメリットはあります。例えば水圧が弱くなることもその1つ。これはマイクロバブルを発生させるためには、通常のシャワーヘッドよりも多くの水圧が必要になると同時に、そもそもマイクロバブルを発生させるための穴が小さいため。これに関連して故障しやすいことも、デメリットと言えるでしょう。
すなわち穴が小さいことによって、ゴミや汚れが詰まりやすくなるからです。さらに従来のシャワーヘッドと比べて、コストが高くなる傾向があることも、注目すべきデメリットです。マイクロバブルを発生させるためには、それなりの開発費や製造技術力が必要になりますし、その分だけ価格に反映することになります。